米長期金利が高水準を維持する中、ドル・円は伸び悩み。日米協調介入への警戒感が強く、上値は重い展開が続くと見られる。
28日の欧米外為市場ではドル・円が伸び悩み、ユーロ・ドルは小幅に軟化。長期金利の水準は高止まりが見込まれ、ドルの買戻しが入口となる場面もあるが、ドル安の牽制要因として日米協調介入の懸念が重くのしかかった。
ホルムズ海峡の開放をめぐる不透明感や原油相場の動向が市場の焦点となり、前週末には原油安が報じられた。一方でFRBの金融環境へのタカ派姿勢が長期金利の高水準維持を想起させ、ドル買い材料として働く場面もあった。
アジア市場では米大統領の円安牽制が円買いを後退させる局面もみられたが、今後は中東情勢と米長期金利の動向が鍵となる見通し。長期金利が高止まりを維持するならドルの動きに影響を与え、ドル買いを促す可能性がある。一方、日米協調介入への警戒感はドル売り・円買い圧力を残す。
今後の海外市場の材料として、雇用関連統計の発表が多く予定されており、内容次第で過度な上昇は見込みにくいとの見方もある。米ダラス連銀製造業景況指数は9月分が発表予定で、予想7.3、前回は11.6と見込まれている。