11日午前の東京市場でドル・円は下げ渋りつつも、米長期金利の上昇観測でドル買いが入る場面があった。原油相場の動向と主要指標の発表を背景に、市場の関心は動きの継続性へ向かった。
11日午前の東京市場で、ドル・円は154円21銭から154円61銭のレンジで推移した。ユーロ・円は179円14銭から179円54銭、ユーロ・ドルは1.1605ドルから1.1617ドルのレンジだった。
日米の為替市場の安定へ向けた緊張が続く中、米長期金利が強含みとなるとの見方が広がり、ドルに買戻しが入りやすい局面が見られた。一方、中東の混迷と原油相場の動向は相場全体に影響を与えた。
経済指標として日・国内企業物価指数(8月)は前月比-0.2%と低下し、前回の0.1%から鈍化した。日・景況判断BSI大企業全産業は+5.3、製造業は+7.6と改善が示された。
要人発言として片山財務相は秩序ある為替市場維持と緊密な米財務省との協調を強調した。ベッセント米財務長官は米国債市場が良好と評価した。