仏暴動の影響は限定的との見方が示される中、日銀はこれ以上の利上げを容認せず、米9月鉱工業生産は市場予想を上回る伸びを記録した。ドル/円は158円を挟んだ動きが続く見通し。
16日の為替市場では、英BOEのベイリー総裁がエネルギー価格上昇による物価全体への影響はこれまでの兆候から見てかなり限定的との認識を示し、金融政策の影響は限定的との見方が伝えられた。一方、FRBのウォーシュ議長はFOMCの結論について予断を持たない姿勢を示し、利上げの先行きに対する見方が難しくなっている。日銀の植田総裁は「これ以上、上がることは容認できない」と述べ、2%近辺での定着を政策の大きな目標に据える考えを示した。米9月鉱工業生産は前月比0.7%と市場予想を上回った。
16日(金)の株・債券・商品市場では日経平均が大幅高となり、主要株価指数はまちまちの動きを示した。原油・金先物の上昇が相場を支えた一方で、米国勢の動向を受けたリスク要因は継続して観察されている。ドル/円の見通しは157円台後半から158円台前半で方向感を模索する展開が続く見込み。
ドル/円の外為注文情報と本日の予想レンジでは、ドル/円のレンジが157.300円から158.500円と示されており、今後の動きはFRBの stance次第で左右されやすいと見られている。注目指標・イベントとしては中期のGDPや鉱工業生産の公表、ECB関連の講演などが挙げられている。