今週はFOMCと日銀の会合が同時期に開かれ、ドル/円はFOMC次第で大きく動く見通し。8月分のCPIなど材料次第でドル買い/売りの方向性が変わり得ると見込まれている。
今週、米連邦準備制度理事会(FOMC)と日本銀行(日銀)の会合が連続して開催される見込みで、市場の焦点は利上げの有無と今後のペース、声明文の文言、ドットチャートの公表に集まる。前週の原油高やPPI等の材料から、CPIの発表を前に市場の反応が分かれやすい状況にある。FOMCの判断材料となる8月CPIの公表時間は日本時間夜に設定され、利上げ観測が強まればドル買いの反応が想定される。
日銀は今回の会合で0.25%の利上げがほぼ確実視されており、委員間で0.5%の利上げを支持する声があったかどうかが今後の動向を左右する可能性がある。植田日銀総裁の記者会見が本命の焦点となり、年内の利上げペースを巡る示唆が市場の注目を集める見込みだ。
想定される値動きとして、FOMCが利上げを決定しつつ植田総裁がハト派寄りと受け止められればドル高円安が進み、158円近辺が上値の目安となり得る。一方、FOMCで据え置き、植田総裁が利上げペース加速を示唆する場合は円高方向へ動き、まず152円を抜くかどうか、抜けた場合には150円が意識される展開が想定される。両会合の重なりで値幅は通常より大きくなるとの見方が示されている。
来週のイベントとして9/14のG20エネルギー会合、9/15の米NY連銀製造業景気指数、9/16のFOMC関連指標・ウォーシュFRB議長の記者会見、9/18の日銀会合・植田総裁会見などが挙げられる。これらの材料が組み合わさることで、ドル/円の動きは上下両方向に振れる可能性が高いと見込まれている。