日銀の年内利上げ見通しと米8月雇用統計の要点を整理。日銀が年内に利上げを進めるとの見方が強まる中、米雇用は市場予想を上回り、為替市場はドル円で動きをみせた。
今週の日銀の会合で年内の利上げが織り込まれるとの見方が広がり、来年半ばには政策金利が2%程度へ到達する可能性が指摘された。市場関係者は次回会合を含め利上げ議論が継続されるとみている。
米8月雇用統計では非農業部門雇用者数をはじめ多くの項目が市場予想を上回った。一方、労働参加率が上昇したにもかかわらず失業率は横ばいで推移した。PCEの指標は高止まりが続く一方、金融政策についてFRB内で見方が分かれている。
為替市場ではドル円が大幅に下落する動きがみられ、年初来の安値圏を維持した。当座預金残高の動向やFIMAレポの実績など、日銀・FRBの動向に関する材料が注目を集めた。
投資家は日銀の今後の利上げ時期と米国経済の雇用動向の両方に注目しており、今後の政策発表や指標公表の動向に対して継続的な警戒感を持つ必要がある。