ドル円は157円台後半へ反落し、米・イランの核協議進展報道を背景にWTI原油が急落した。米長期金利の低下も混ざり、相場の流れが一時変化。
外国為替市場でドル円は157円98銭付近まで下押しした。イランの核計画や凍結資産を巡る米・イラン双方の譲歩報道が伝わり、WTI原油先物が急落したことが背景として挙げられる。米10年債利回りも低下へ転じ、ドル買いの勢いが後退した。
日中にはイランの攻撃をめぐる報道と原油相場の動きが一時的に上下し、NY時間帯では原油心理的節目の100ドルを割り込む場面もあった。ドルは対円で高値から反落し、ユーロやポンドに対しては動きが出た。
その後の報道で米イランの歩み寄りが伝わると相場は再び方向性を変え、原油安が進行。米長期金利の低下が続くと日米金利差の縮小観が働く可能性があるとして、エネルギー価格と金利動向の両方に注意が必要と指摘されている。
現在の注目点は米イラン情勢の外交解決に向けた動向と原油価格の推移であり、日本の輸入物価や貿易収支への影響を含む広範な影響が見込まれる。