日本ペイントがアクゾノーベルの装飾塗料事業を13億5000万ドルで買収することで合意した。ベトナムを含む7市場の事業を統合し、ベトナムのデュラックスとマキシライトの事業は日本ペイントの傘下へ移る見込みである。
日本ペイントはアクゾノーベルの装飾塗料事業を13億5000万ドルで買収することで正式に合意した。対象市場はベトナム、インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポール、パプアニューギニア、オーストラリアの7市場に及ぶ。取引完了はインドネシア分が2026年末、その他は2027年半ば頃を見込んでいる。買収完了後、アクゾノーベルは税引き後の現金約10億ドルを受け取る見通しとなる。
ベトナムでは、デュラックスはアクゾノーベルの装飾塗料分野の主力ブランドの一つであり、今回の合意によりこの事業部門が日本ペイントへ移管される。ベトナム国内のデュラックスとマキシライトの工場は、ドンナイ省を含む複数拠点で製造を続けてきた。同社はドンナイ省、ハノイ、フート省、ホーチミン市に工場を展開する。
今回の新たな合意は、日本ペイントがアクゾノーベルの装飾塗料部門を買収するための複数回の提案を経て成立した。以前は評価額が75億ユーロと報じられていたが、6月にシャーウィン・ウィリアムズによる全株式買収提案は撤回された。現在はアクゾノーベルがアクサルタとの合併準備に注力しており、アジアでのポートフォリオ見直しを進めている。