前週は米CPI・PPIが市場予想を上回る場面があったが、米金利上昇・米ドル高の反応は限定的だった。今週は10月19日ブラックマンデー記念日を前に、米ドル/円の動向は155〜159円のレンジで推移する見通し。
先週の米ドル/円は157円台半ば〜158円台後半の狭いレンジが中心で、約1か月にわたり157〜159円のレンジ内での小動きが続いた。10月14日に9月CPI、10月15日にPPIといった高関心指標が発表され、多くが予想を上回る結果となったことが、金利上昇とドル高の一時的な局面を招いた。
CPI発表後の米金利上昇とドル高の反応は、株価急落を背景に長期金利の動きが先行き不透明になるとの見方が広がったことで限定的となった。AI関連の銘柄動向やSOX指数の下落も、相場全体の局所的な材料として市場の注意を集めた。
SOX指数は10月に入って約10%の下落を示しており、AIバブル崩壊への懸念が金利動向やドル高の抑制要因として作用したとされる。これらの動きは、ITバブル期のナスダックの値動きと比較されつつ、現在の局面にも影響を及ぼすとの解釈があった。
今週の焦点は長期金利の動向と株価の推移。10月19日はブラックマンデー記念日であり、株安の拡大有無が米ドル/円に影響を与える可能性があるとして、レンジは155〜159円と予想されている。