株価指数の性質を踏まえ、日本市場の代表として使われるTOPIXが、銘柄選定基準の見直しと移行を段階的に進める。2026年10月以降、新ルールが適用され、2028年までに入れ替えが完了する見込み。
株価指数には客観性・透明性・理解容易性が求められ、日経平均とTOPIXはそれぞれ異なる役割を担っている。日経平均は市場動向を直感的に捉える物差しとして長く使われ、TOPIXは市場全体を幅広く反映するベンチマークとして重要視されている。
日経平均の構成銘柄選定は2026年7月に見直され、業種区分の見直しを含む新ルールが10月1日から適用された。その結果、従来6セクターだった区分が7セクターに増え、情報・通信が独立セクターとして扱われるようになった。
TOPIXの見直しは市場代表性と投資可能性の両立を目指し、構成銘柄の選定が市場区分に依存しない方針へと転換される。2026年8月末時点の時価総額・売買代金データを基に銘柄を選定し、10月7日ごろに結果が公表され、移行は2026年10月末から開始される。
今回の変更でTOPIXの構成銘柄は最終的に2028年まで段階的に調整され、現在約165兆円と推計されるTOPIX連動資産の運用にも影響が生じる可能性がある。除外・新規採用といった入れ替えは需給面での影響を与え、指数の使い方がより現実的になることが期待されている。