キオクシアHDの失速にもかかわらず、日本株の上昇余地が拡大。AI関連株の反落後、出遅れ銘柄が再評価され、相場全体の底堅さが強まっている。
ブルームバーグの報告によると、8月のTOPIXは3.8%上昇し、構成銘柄の約75%が上昇。米国はS&P500種株価指数の上昇割合を下回る一方、日本株は7月も欧米に比べ値上がり銘柄の比率が高かった。
4~6月期はAI関連株の高騰でTOPIXは14%上昇したが、上昇銘柄は半数を少し超える程度にとどまっていた。最近は物色対象が広がり、AI依存度が相対的に低い銘柄の人気が高まっている。
市場関係者は、半導体以外のファンダメンタルズを評価する動きが出ている点を好意的に受け止める。日本企業の好業績を背景に、投資資金が出遅れ銘柄へ回帰しているとの見方がある。
AI向け設備投資の堅調が続けば関連株が再び上昇基調に入る可能性がある一方、現在特に値上がりが顕著なのは出遅れ銘柄で、キオクシアHDを含む銘柄の反発も観測されている。