NECは米AnthropicのフロンティアAI Mythosを自社のソフトウェア開発・運用・脆弱性管理に適用し、防御的サイバーセキュリティの高度化を目指す協業を発表した。
NECはAnthropicが推進するソフトウェア安全性向上の取り組み「Project Glasswing」に参画し、防御用途でClaude Mythos Previewを活用して脆弱性の早期発見と対策の効率化を図る。NECは自社のシステム開発・運用・脆弱性管理プロセスへMythosを適用する方針を示した。
今回の取り組みでは自社を「ゼロ番目のクライアント」と位置づけ、社内業務での活用を通じて効果・安全性・運用ルールを検証し、得られた知見を顧客向けサービス設計やガバナンス、人材育成へ反映させる。背景にはNECとAnthropicの協業拡大があり、4月にはグローバルパートナーシップを日本企業として初めて締結、6月には金融業界8社による共創プロジェクトも発足している。
こうした関係を基盤に、AI活用領域をサイバーセキュリティへ広げることが狙いで、AIネイティブ時代に対応した防御体制の構築を目指す。NECは自社で効果と安全性を検証したうえで顧客向けサービスへ展開し、導入時のリスクを抑えつつ実用性を高める構想を示している。