外食大手が相次いで店舗を買収する動きが目立ち、コロワイドはC-Unitedをグループに迎え、すかいらーくは資さんうどんとしんぱち食堂を拡大、サンマルクはうどんのつるとんたんを買収するなど、既存ブランドの獲得を通じて全国展開とコスト効率の向上を狙っている。
外食業界では原材料費や人件費の高騰に加え人手不足が深刻化しており、企業は新業態開発よりも既存ブランドの店舗網を速く拡大できる買収を選ぶ傾向が強まっている。コロワイドは2026年4月にC-Unitedをグループ化し、ブランドと店舗網の拡大を図っている。
すかいらーくホールディングスは2024年に資さんうどんを買収し、2026年4月にはしんぱち食堂を同グループに加え、店舗数や展開エリアの拡大を進めている。さらにサンマルクはうどんブランドのつるとんたんを128億円で買収する。
背景には既存ブランドの知名度と固定客を活用して短期間での成長を狙う狙いがあり、買収後は自社の購買・物流・人材・出店ノウハウを組み合わせてシナジーを追求する方針が示されている。コロワイド傘下のC-Unitedは565店舗を展開しており、今後も地域型チェーンの買収を通じた全国展開が増える可能性がある。
今後は買収を通じた店舗網の拡大と経営資源の統合が、外食企業の成長戦略として中心になるとの見方が多い。一方で買収先ブランドの個性をどう活かすかが成否を左右する要因となる。