2026年上半期の飲食業M&Aで、コロワイドがシーユナイテッドを約440億円で買収。原材料高を受け、外食大手は買収を通じた仕入れ抑制と生産性向上を進めるとみられる。
2026年上半期の飲食業界のM&A件数は過去最多を記録した前期を上回り、規模の大きい取引としてコロワイドによるシーユナイテッド買収が挙げられる。買収額は約440億円にのぼり、外食大手のM&Aが活発化していることが示された。
コロワイドはシーユナイテッドの買収効果として、同社のフランチャイズ(FC)開拓と出店強化、そして仕入れ価格や物流費用の低減を通じた事業価値の向上を狙っていると説明している。これによりグループ全体の競争力強化が期待される。
次に大きかったのは、すかいらーくホールディングスによるしんぱち食堂の運営会社・しんぱちの買収で、買収額は約110億円。都心部を中心とした高坪効率と収益性の両立が評価された要因となっている。
第3位は松屋フーズホールディングスによる松富士の完全子会社化で約91億円。第4位はラーメンチェーン魁力屋によるエムピーキッチンホールディングスの子会社化で約51億円となった。原材料費の高騰が長期に渡って続くとの見方の中、戦略的M&Aによる生産性向上とコスト削減が重点となっている。