円が急落する中、日銀が追加利上げを実施するとの観測と、市場の介入警戒が混ざり合っている。流動性が低い中、次の一手を模索する動きが広がっている。
円相場は先週に約2%下落し、月曜日には1ドル=156円64銭まで下がった。日本の金融市場は3連休で休場していたため流動性が低く、当局の介入可能性に市場参加者の関心が集まっている。
日銀は金曜日に政策金利を1.25%へ引き上げ、31年ぶりの高水準となったが、利上げを決定するとの市場期待を十分には満たさず、円の下落を止められなかった。これを受けて市場では為替介入の前段階となる情報収集の動きが強まっている。
ユーロは大きな動きはなくほぼ横ばい、ドルは高値圏を維持した。FRBが全会一致で利上げを決定したことを背景に、日銀が今後どの程度強硬姿勢で利上げに踏み切るかが焦点となっている。
市場関係者はFRBの次回会合での追加利上げ確率を55%程度と見ており、円の見通しは日銀の今後の対応次第で大きく左右される可能性がある。