日銀の利上げ確率が9月に57%へ急上昇。エコノミストの大半が来春までに政策金利を1.5%程度まで引き上げる可能性を示唆している。調査は8月17日〜24日、計58名を対象に実施された。
日銀の金融引き締めペースをめぐるエコノミストの見方は急速に強気へと動いている。最新の調査では、9月に政策金利を現在の1.00%から0.25%ポイント引き上げ、1.25%にする見通しを57%のエコノミストが予想している。7月の水準と比べて大幅に予想が上昇している。
来年以降の見通しとしては54名の回答中約65%が、遅くとも2027年3月末までに政策金利を少なくとも1.50%へ上昇すると回答した。日銀は今年6月に1.00%へ引き上げており、ターミナルレートについては複数の見通しが示されている。
ゴールドマン・サックスのエコノミストは次回利上げ時期を従来予想から前倒しし、来年1月〜9月に再び利上げするとの見方を示したほか、中立金利の予想も1.5%から1.75%へ引き上げた。市場は日銀が9月18日の決定会合での動向に高い関心を持つ一方、介入効果の持続性には疑問が呈されている。
新コアCPIは7月で前年同月比2.3%上昇と、政府が公開した従来型コアCPIの1.8%を上回り、物価の基調が高止まりしているとの見方が強まっている。为替では円安の動きが続く中、介入の効果は限定的との見方も広がっている。
総じて、日銀はインフレ動向と円安、政治的要因が絡む状況の中で利上げサイクルの進行と市場の反応を見守る局面にある。9月18日の金融政策決定会合の結果がこの後の金利経路と為替の方向性を左右する可能性が高い。