住友化学と九州大学がKNN薄膜基板を用いた光変調器で180 Gbaudの超高速動作とVπL0.7 Vcm未満の高変調効率を実証した。欧州会議ECOC 2026のPost Deadline Paperとして採択された。
住友化学株式会社と国立大学法人九州大学は、KNN(ニオブ酸カリウムナトリウム)を光電融合向け光変調器の基幹材料として活用する共同検証を実施し、KNN薄膜基板を用いた光変調器で高い光変調効率と180 Gbaudの超高速動作を実証した。
変調効率を示す指標VπLは0.7 Vcm未満を達成したとされ、TFLNを用いた標準的な光変調器の値と比較して高い性能を示すと報じられている。KNN薄膜はスパッタリング法で薄膜形成が可能で、従来材料に比べ製造コスト面での優位性が期待される。
本成果はスペイン・マラガで開催された欧州最大級の国際会議EC0C 2026のPost Deadline Paperとして採択され、住友化学と九州大学は今後の実用化に向けた取り組みを一層推進するとしている。
両研究機関はKNN薄膜基板を用いた光変調器の実用化に向け、量産技術とICT技術の融合を継続して推進する方針を示している。