ドル円は一時156円台に下落する場面があり、円高の動きが背景とみられるが、日銀会合の円高要因としての直接影響は限定的と受け止められている。
今日の為替市場で、ドル円は売りが優勢となり、一時ドルが156円台へ下落する場面が見られた。むしろ円高がドル円を押し下げる形となり、日銀会合の結果自体が円高を促したとの見方は少ない。前日の米国企業決算を受けた時間外取引でAI関連株に売りが広がり、リスク回避の動きが円高につながったとの指摘もある。
日銀は政策金利を1.25%で据え置くと発表し、採決は8対1でタカ派の委員が利上げを主張した。植田総裁は政策の2%程度での安定推移を確認する必要があるとし、次回の会合を含めて判断すると述べた。
市場は追加利上げの時期について新たな手掛かりを示さなかったとの受け止めが多く、12月の利上げ確率は80%程度と温存されているとの見方がある。日銀の会見後の短期金融市場の反応は、物価見通しの変更を示唆する明確なサインを伴わなかった。
現地時間のNY市場のオプション期日到来は現状観測されておらず、30日(金)時点で現行水準付近の動きは限定的と伝えられている。