J.フロント リテイリングは FY2026 Q2 で増収ながら減益となり、通期の事業利益535億円で過去最高を見込む。6月開業のHAERA効果を背景にグループの取扱高が前年同期比約15%増となった。
J.フロント リテイリングが2027年2月期中間期の決算を発表した。総額売上高は前年同期比2.5%増の6382億円だった一方、事業利益は5.6%減の265億円、営業利益は10.5%減の268億円、中間利益は5.3%減の173億円と減益となった。大丸梅田店の大型改装による売場閉鎖や前年の大阪・関西万博関連売上の反動減が主因として挙げられた。
HAERA開業効果が顕著で、6~8月のグループ全体の取扱高は前年比約15%増で推移した。松坂屋名古屋店と名古屋PARCOの入館客数もHAERA効果でそれぞれ前年比5%、7%増と伸びた。
セグメント別では百貨店が売上収益1,283億円(前年比-1.0%)、事業利益155億円(前年比-2.6%)と減速。SCは売上収益355億円(+7.3%)、事業利益84億円(+1.3%)で増益。デベロッパーは売上390億円(-9.8%)、利益36億円(-18.4%)と減少。ただし決済・金融は売上は横ばいながら利益が+75.7%と急増した。
通期の業績予想は事業利益535億円へ上方修正、総額売上高は1兆3600億円へ上方修正。営業利益は460億円へ下方修正、当期利益は290億円で据え置き。免税売上は534億円、下期は梅田店を除く店舗計の売上が堅調に推移する見込み。配当は中間28円・年間56円を計画し、ROE8%を早期達成する方針を示した。