J.フロント リテイリングが2027年2月期第2四半期の決算短信〔 IFRS〕を公表した。大丸梅田店の改装に伴う売場閉鎖が減収要因となり、デベロッパー事業の受注変動も収益の安定性を揺らしている。
百貨店大丸・松坂屋を中核とする同社は、決算短信の公表とともに2Qの実績を示した。外商・免税売上は堅調に推移する一方で、大丸梅田店の改装に伴う売場閉鎖が売上の減少要因となっているとの指摘がある。
今回の決算では、百貨店事業の収益構造の課題が改めて露呈したとされる。富裕層向けの外商・免税売上は好調だが、店舗改装とデベロッパー事業の受注変動が全体の利益の伸びを抑えたとの評価がある。
買収した輸入ワイン販売事業は、中期計画の一環として高付加価値顧客接点の拡大を狙う施策として位置づけられている。PARCOの大型改装やHAERA開業など、商業施設運営の拡充も進められている。
デベロッパー事業の受注変動は収益の安定性に課題を残すとされる。一方で、外商・免税といった富裕層顧客資産を軸にした成長戦略を継続する方針が示唆されている。