来週の豪ドルは利上げ一巡観で上値の重さが意識され、NZドルは7日の総選挙を、南アランドはAGOA除外通知の影響を見守る展開になりそうだ。
来週の豪ドル相場は、RBAの利上げが直前の予想通り4.85%へ実施されたものの、追加利上げへの期待が後退する見方が広がっている。市場は利上げ一巡感を背景に上値を抑えられ、金利先物の織り込みは進んでいない。RBAの声明で高いインフレリスクの持続と、インフレ目標の達成が2027年後半へ遅れる見通しが示された一方、追加利上げの文言は削除されていた。
NZドルは政治動向を背景に不安定な値動きが想定され、7日に予定されているNZ総選挙の行方が最大の焦点となる。世論調査は与野党の接戦を示し、政権誕生の可能性は限定的とされる中、選後の連立次第でRBNZの政策運用に影響が出る可能性がある。
南アランドは米中の動向や通商懸念の影響を受けやすく、外部環境に敏感な展開が見込まれる。米国はAGOAから南アを除外する方針を通知しており、主要産業の対米無関税アクセスが中期的な景気下押し要因になる可能性がある。
11月2週の回顧としては、豪ドルは対ドル・対円で弱含み、 NZDは不透明感が続く一方、リスク回避の動きが週末にかけて強まった。