今週はドル円が153円台を中心に推移し、154円付近へ抜け出すかが焦点となっている。きょうはECB理事会と米PPIの発表を控え、金利動向とドル相場の動きが市場の注目点になる。
今週の為替市場では、ドル円が152円台後半から153円台を中心に取引され、上下どちらかへ抜け出す局面を待つ展開が続いている。円キャリー取引への調整圧力が強まる一方、急速な円高の流れは一服し、局地的には買い戻しが働く場面もみられる。
海外市場の注目はECB理事会と米PPIに集まっており、ECBは今回の利上げを実施しつつ、今後の利上げペースを示す姿勢が問われる見込み。ドル円にはユーロドルとユーロ円の動きを通じた影響が及ぶとみられる。
米国のPPIは前年比で高い伸びが見込まれており、インフレの根強さが示される可能性がある。市場予想に対する乖離次第で米債利回りとドル相場に動きが出る見込みだ。
中東情勢の緊迫化や原油動向も継続して警戒材料となっており、NY原油は高水準を維持する見通し。これらの要因が、ECB理事会と米PPIの発表とともに、今後の市場の反応を左右すると見られる。