8月25日〜9月1日のトルコリラ/円は3.24〜3.35円のレンジ感が基調。対イラン制裁の拡大と実効金利の推移が、上値と下値の展開を左右する材料として挙げられている。
今週の焦点は米国の対イラン制裁強化とトルコ金融機関への影響、そしてTCMBのレポ入札再開による実効金利の低下だ。財務省は二次制裁を強化する方針を打ち出しており、対象がトルコの金融機関に及ぶかが警戒点となる。これがリラの売り材料となる可能性がある一方、関係整理を示せば警戒が後退する場面もあり得る。
TCMBは1週間物レポ入札を再開し、10億リラを37%の金利で供給した。3月停止時の40.06%から実質的に金利の上乗せが外れ始め、スワップポイントの支えが弱まる局面と見られる。ただし通常の資金供給へ戻ることは市場の落ち着きを示すとの解釈もある。
米PCEとウォーシュFRB議長の講演を前後して、ドル/円を通じてトルコリラ/円へ影響が及ぶ見通し。PCEの動向やハト/タカ派体制の発言次第で米金利が動けば、円安/円高のいずれかがリラ相場の下支えや上値抑制につながる。ただし過度な連動は起こりにくいとの見方もある。