中国本土企業からの協賛が約47億円相当と報じられる一方で、愛知・名古屋アジア競技大会の経費は大幅に上回り、名古屋市は2026年度に922億円の収支不足を見込む。財源確保のための公債償還基金の活用も検討されている。
名古屋アジア競技大会では熱戦の一方で運営上のトラブルが相次ぎ、予算が急増して財政制約が深刻化している。大会経費は当初の想定を大幅に上回り、名古屋市は2026年度に922億円の収支不足を見込む。大規模イベントが自治体財政へ与える影響が改めて問われ、今後の経済波及効果の測定も難しくなっている。政府や自治体は大きな経済波及効果を掲げるが、実際の効果には慎重な見方が多い。
中国本土企業6社の協賛基準額は約47億円相当とされ、現物協賛を含む実額は非公表。これらの協賛は民間収入計画の約19%に当たるとされ、財源の一部として注目されている。協賛を巡る政治的問題への批判も根強い。
財源確保の具体策として、名古屋市は財政調整基金から約453億円を借り入れる計画があると伝えられる。市は教育関連費の一部に影響を及ぼす可能性がある一方で、市民税減税の10%拡大は見送られた。県側の経済波及効果は1兆8177億円とされるが、これは生産誘発額であり、純利益や税収増とは限らない。今後もアジア大会関連の経費がピークを迎え、一定期間影響が残る見通し。