アジア競技大会の準備段階から長期の遅れが生じ、組織委員会がGL events Japanへ随意契約を結んだ。契約額は630億円とされるが、後に個別発注なら約700億円かかる可能性が指摘された。内部資料の存在が報じられ、準備の混乱の内幕が浮かぶ。
アジア大会の大会運営を一括で担うGL events Japanが、組織委員会と随意契約を結んだのは2025年4月のことだった。契約額は630億円とされているが、県側は一括委託によって個別発注なら約700億円かかる可能性を低く抑えられたと説明している。
しかし、準備は当初の予定通りに進まず、スコーピングという仕様や金額を詰める作業が本来2025年6月末までに終わるはずだったにもかかわらず長期の遅れが生じていた。
組織委内で現場への報告に用いられていた内部資料の存在が指摘され、スコーピングの完了時期が遅れたことを示す記録が示されている。
GLは会場設営と運営を担当する契約であり、万博での施工実績がある一方、下請けの支払いを巡る訴訟も報じられている。
アジア大会は開幕後も混乱が取り沙汰されており、内部資料の存在を通じて準備段階からの遅れが明らかになった。