シグマ光機は2026年5月期の決算説明会で売上高は前年を下回ったが営業利益は増益、純利益は大幅に減少。価格改定と高付加価値製品の需要回復が利益を押し上げ、2027年5月期は増収増益と増配を見込む。
シグマ光機は2026年5月期の通期決算説明会で、売上高が114億3900万円となり前年を1.2%下回った一方、営業利益は11億7900万円と前期比で4.3%増加した。経常利益は13000万円強の増加、親会社株主に帰属する当期純利益は8億3100万円と前年より15.7%減少した。通期の増収増益には至らなかったが、価格改定の効果や高付加価値製品の需要回復が寄与した。
セグメント別では要素部品事業が売上高98億3100万円で横ばい、営業利益は16億3600万円だった。システム製品事業は売上高が17億700万円と前年比で11.1%減少したが、営業利益は1100万円と前年度比で大幅に増加した。医療・放射線測定関連の組立案件増加や防衛分野の需要が収益寄与を支えた。
地域別では北米・中国が回復基調となりつつある一方、欧州は引き続き軟調だった。北米市場では需要回復の兆しが見え、米国子会社は高付加価値化による収益力向上の取り組みを進めている。欧州は現地戦略の見直しを進める中、ドイツ拡大を通じた回復が期待される。
2027年5月期の連結業績予想は売上高118億8000万円、営業利益13億5500万円、経常利益14億4000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は9億7500万円を見込む。第2四半期累計予想では上期から改善を見込むほか、年間配当は50円を予定し増配を見込む見通し。中長期としてはAIデータセンター向けの調芯システムを中核に据えた成長戦略を掲げている。
財務面では総資産212億600万円、純資産187億3200万円、自己資本比率は87.8%と高水準を維持。1株当たり純資産は2628.23円へ積み上がり、現金及び現金同等物の期末残高は增加している。