ECBが追加利上げを決定し政策金利を2.50%へ引き上げ、16日から適用開始。併せて日銀も利上げ局面へ進む見通しが取りざたされる。
9月10日にベルリンで開かれたECB理事会で、中銀預金金利を0.25ポイント引き上げ2.50%とする決定が下され、16日から適用される。これでECBは6月以来、2回目の利上げとなった。
背景には中東情勢の長期化に伴う原油高騰とインフレ圧力の強化があり、8月のユーロ圏CPIは前年同月比3.3%上昇、エネルギー価格は前年同月比14.3%増と高水準が続く。
ラガルド総裁は記者会見で、インフレが長期化するとの見方を示し、追加利上げで不確実性を乗り切る体制を維持すると述べた。今後の動向として10月以降の次回会合での判断にも注目が集まる。
日銀は9月17・18日の会合で政策金利を現在の1.0%程度から1.25%程度へ引き上げる方針を決定する見通しと伝えられ、内外の動向を背景に日米金利差の縮小が意識されている。「さらなる利上げを進めていくこと」が金融正常化の完成に向けて求められているとの見方が市場で広がる。
為替市場では円買いが進み、8日には対ドルで1ドル152円台後半へ上昇する場面もみられ、欧米日各国の金融政策動向が波及している。