今週は米FOMCと日銀会合が焦点となり、利上げ見送りの可能性が伝えられる中で株安リスクが意識される展開になる見通し。前週の株価下落やCPI・原油動向、グローバル金利の動向にも注目が集まる。
今週の金融市場は米FOMCと日銀金融政策決定会合を軸に展開が見込まれる。前週の日経平均はおおむね下落傾向を示し、韓国コスピは上昇分を一部吐き出す場面があった。中東情勢の緊迫化と日米の金利上昇圧力が投資家心理を冷やした。
FOMCでは利上げを見送る可能性が議論される中、ドットチャートやウォーシュFRB議長の発言が焦点となる。8月の米CPIは前年同月比3.4%上昇、コアCPIは2.4%上昇と市場予想と大きく外れたわけではないが、追加利上げの可能性を完全には否定できないとの見方が残る。
中東の地政学リスクを背景に原油価格は1バレル100ドルを超えた。米長期金利が5%に接近する状況もリスク資産への需要を抑える要因として挙がる。韓国市場では機関投資家が有価証券市場で買い越しを続ける一方、外国人は売り越している。
日銀は17日から金融政策決定会合を開く。政策金利の引き上げが取り沙汰されているが、井出氏は市場予想通りの結果であれば株価への過度な下落圧力は避けられる可能性を示唆。植田総裁の今後の利上げ姿勢が焦点になるとの見方もある。
投資環境としてAI関連の成長期待は引き続き株式市場の緩衝材として機能する可能性が指摘され、半導体・データセンター関連への資金循環が再び高まるとの観測もある。NH投資証券はコスピの今週の予想レンジを6400-7400と提示している。