9月の日本株市場は下値を探る局面も底堅さが保たれ、ソフトバンクグループが上昇、メルカリは大幅安となり、中間決算を控え市場の分岐点として見られている。
9月の日本株市場は日米の金融政策や為替動向の影響を受け、当初は下値を試す局面が想定されたが、需要が底堅いインフラ関連や内需関連銘柄を中心に物色が広がり相場を支えた。AI・半導体などグロース株も下旬には底堅さを見せ、年末高へ向けた期待が残る展開となった。
騰落率の上位銘柄には半導体関連部材の好調やソフトバンクグループの上昇が名を連ね、ASMLホールディングの報道を受けてレーザーテックなどの半導体検査装置銘柄も買われた。一方、下位にはメルカリがポケモンカード30周年の出品禁止発表を受けて22.2%安と大幅に値を下げた銘柄があり、医薬品・食品株の軟調も見られた。
金利上昇や需給の不確実性の中で、金融セクターには買い安心感が広がる一方でグロース株の上値には警戒感が伴うなど、金利動向が相場の方向性を左右する状況が続いた。国内発の長期金利の高水準が維持される中、FRBの利上げ姿勢が慎重化する場面もあり、相場は分岐点に近づく展開となっている。
中間決算を前に市場は次なる展開を見据え、底堅い銘柄が相場を支えるとの見方が広がる一方で、業績動向や新規材料次第で銘柄ごとの動きが大きく変動する可能性がある。