三村財務官の発言をきっかけに、NY時間帯のドル円は円高方向へ振れ、ドル円は一時156円台半ばへ下落した。日米首脳会談で円相場が議題に上がったことを背景に、市場は介入警戒を強めている。
きょうの為替市場では、東京時間は157円台後半で推移していたが、海外時間に入ると円高が強まりドル円はおおむね156円台前半へ急速に下落した。目先のサポート水準として156.45円付近が意識されているとの観測もある。
下げのきっかけとなったのは三村財務官のインタビュー内容で、円の過小評価は問題とする意向を日米両政府が共有したとのメッセージを市場は素直に受け止めるべきだと示した。
政府関係者は先週の日米首脳会談で円相場が議題に上ったことを強調しており、160円を手前に市場は介入への警戒感を高めている様子だという。
現状から日米金利差の縮小期待は後退しているものの、中期的にはドル円の上昇トレンドを依然として見込む見方がある。一方、日銀の利上げで円キャリー取引への意欲は低下しており、短期的にはドル円の調整の可能性があるとされる。
日本時間23時のNYカット時点でのオプション期日到来は156.75円と観測され、取引情報として156.75円の水準が挙げられている。