日銀の9月会合議事要旨で、政策金利の最終到達点であるターミナルレートをめぐる議論があったことが明らかになった。現在の利上げ局面の収束水準が意識され始めた可能性がある。
日本銀行は9月17日と18日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を5日に公表した。議事要旨によると、会合ではターミナルレートの考え方と中立金利の見方が議論された。ターミナルレートは金融市場の評価と結びつく指標であり、今後の金融政策の指針として重要視されているとの趣旨が読み取れる。
日銀は同会合で政策金利を約1.25%程度に引き上げ、これは約31年ぶりの高水準となった。議事要旨には、現在の利上げ局面の終わりを示唆するような水準の議論が含まれていた可能性があるとの観測もある。
中立金利については、おおむね1.1%〜2.5%の範囲と推計されていることが明記された。これらの指標は、ターミナルレートを探るうえでの大きな手がかりとされる。
複数の委員はターミナルレートと中立金利について、金融市場でさまざまな見方が示されていると指摘し、これらの水準は全体として切り上がってきているとの認識を共有した。