9月3日の外国為替市場で円相場が急伸し、一時ドルは156円台へ。日銀の追加利上げ観測が強まり、タイバーツの交換レートにも影響が出ている。
9月3日の市場では円が大きく買われ、ドル円は一時156円36銭付近まで上昇して約1カ月ぶりの円高水準となった。背景には日本銀行の追加利上げ観測が高まり、日銀の金融引き締め姿勢を支持する発言が市場の警戒感を抑えたことが挙げられる。日本のサービス業の堅調さも金融政策正常化への期待を後押ししたとみられる。
一方で米国の金融政策を巡る思惑が交錯し、米金利の動向次第でドルの動きが変わるとの見方も残る。日米当局は7月末に円買いの協調介入を実施しており、再度急激な円安が進んだ場合の追加介入への警戒感も残っている。
円高の進行はタイバーツの交換レートにも影響を与えた。旅行者の目線では8月22日にタイ国内で1万円を換金して2,045バーツだったが、9月3日15時時点で2,090バーツまで回復している。シルバーウィークにタイ旅行を計画する人にとっては、円高が旅費換算に影響しうる状況だ。
今後の焦点は米国の雇用統計と日米の金融政策の動向。米指標や日銀の姿勢次第でドル円が再び動く可能性があり、タイバーツの相場にも連動する可能性が指摘されている。