日銀総裁の植田和男氏は、基調物価が2%に近づく場面でも金融環境は緩和的と指摘し、引き続き政策金利を引き上げていく方針を示した。出張地はタイ・バンコクで、あいさつは副総裁が代読した。
日本銀行の植田和男総裁は、基調的な物価上昇率が2%に近づく局面でも金融環境は緩和的だと評価し、引き続き利上げを行っていく方針を改めて示した。経済・物価・金融情勢の展望リポートに沿う見通しのもと、基調物価が2%程度で安定することを重要視すると語った。
リスク要因として中東情勢、AI関連需要の拡大、為替変動を挙げ、これらにより基調物価が過度に上振れするリスクを抑制する必要性を強調した。基調物価の上昇を容認せず、安定させることを政策の大きな目標とするとの認識を示した。
政策調整のタイミングやペースは、経済・物価の見通しの実現性とリスクを点検しながら検討するとした。中立金利の水準については具体的な材料がないとの認識を示した。