AI関連銘柄の買いが強まり、日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ水準に接近する展開。米AI開発企業アンソロピックのIPO進展を手掛かりに、前場は買いが先行し終盤はレンジへ落ち着いた。
日経225先物の12月限は終値が6万3500円となり、前日比で1300円高の水準で取引を終えた。寄り付きは6万3180円で始まり、前場中盤には6万3810円まで上げた後、利益確定とショートの動きで上げ幅を縮め、6万3300円~6万3600円のレンジを保った。
米国市場では半導体・AI関連株を中心とした買いが広がり、アンソロピックのIPO進展を背景に日本市場へも同流の動きが波及した。指数寄与度の大きい銘柄としてアドバンテスト、ソフトバンクグループ、東京エレクトロン、イビデンの4銘柄が日経平均を押し上げた。
日経225先物は前場中盤にかけて6万3810円まで買われた後、-1σ水準の約6万3900円に近づくにつれ利食いが入り、後場はレンジ相場での推移が中心となった。NT倍率は15.83倍と上昇し、日経平均を牽引する半導体・AI関連株の動向次第で今後の展開が左右される可能性がある。
市場の手口として先物の立会内取引では日経225先物で大口の売買が確認され、TOPIX先物でも複数の証券会社が活発に取引を行った。明日以降はアドバンテストの決算発表が控え、日米のハイテク決算動向が先物市場の波及に影響を与えるとみられる。