日銀の高田総裁代理委員が連続利上げの可能性を強調。市場は17日-18日の決定会合での利上げ織込みを急速に進め、今後の議論動向に注目が集まる。
高田日銀委員は連続利上げのあり得るというタカ派寄りの見解を示し、金利の動向について機動的な幅を取るべきだとの認識を述べた。市場の金利見通しを反映するスワップ市場では、次回会合での利上げ織込みが100%を超えているとの見方が出ている。
同氏は中東情勢の緊迫化によるリスク評価の変化にも触れ、経済の下振れシナリオは後退し、デフレ不安も低下したとの認識を示した。2026年の局面として、海外経済の転換が物価上昇を重視する議論を促す新たな局面に入ったと説明した。
現状の政策金利は2%の景気過熱抑制にも中立金利にも達していないとの認識を示し、中立金利は特定困難としつつ、物価の二次的波及に備えて事前に中立金利に近づける必要があると語った。今後の対応は機動性を持って検討されるべきとの認識を示唆した。
訪米中の植田総裁は次回を含め決定会合ごとに利上げのタイミングやペースをしっかり議論すると述べた。なお、ベッセント米財務長官は日本に対し利上げの必要性を繰り返し訴え、金融緩和の継続ではなく景気成長を促す政策転換を指摘している。
この場の報道はBloombergによる取材を基に、日銀の金融政策姿勢と市場の期待感、米側の財政当局の見解が併記されている。