FRB議長の講演で追加利上げ観測の後退が意識され、東京市場のドル円は157円台前半で軟調に推移した。午前の取引では157円78銭付近を観測し、一時157円70銭まで下げた。
東京市場の為替はドル円が軟調地合いを引き続き、FRBの追加利上げ観測の後退を受けてドルの上値の押しが抑えられた。市場関係者はFRBの今後の利上げ方向性を巡る材料を慎重に見極めている。
FRB議長の講演で今月のFOMCでの利上げについて明確な示唆がなかったとの受け止めが広がり、ドル買い勢いは限定的となった。これにより日米金利差を背景とする円売り圧力は一定程度抑制されたとの見方が出ている。
取引レンジはドル円が安値157円70銭、高値157円97銭の間を推移。ユーロ円は176円87銭〜177円25銭、ユーロドルは1.1195〜1.1232といった水準となった。午前中の時間帯での動きは限定的な範囲内に収まっている。
背景にはFRBの政策運営の不透明感があり、今後の米経済指標やFRB高官の発言次第で動向が変わる可能性がある。輸出関連企業には円安水準の維持が追い風となり得る一方、輸入コストの上昇による物価影響にも注意が必要だ。