不正アクセスが頻発する状況が続く中、AIを悪用したフィッシングの拡大と認証情報の初動狙いが顕在化している。侵入までの時間短縮と、強化された認証手段の必要性が指摘されている。
AIを用いた自動偵察により、企業の従業員情報やセキュリティ設定が収集され、脆弱性が抽出される手口が紹介されている。さらにダークウェブでのID・パスワード流通を利用した侵入の機会が高まっている。
マイクロソフトのデジタルディフェンスレポートに基づくと、侵入経路の上位にはフィッシングとアカウント侵害が並び、認証情報を入手した不正アクセスが全体の36%に及ぶとされる。
多要素認証だけでは不充分になるケースが増えており、認証(MFA)と認可を組み合わせた多層防御の重要性が提案されている。AiTM攻撃やインフォスティーラーによるMFA回避への対策が求められている。
デバイスIDを活用したクライアント証明書サービスの活用案が示され、端末固有の証明書と秘密鍵のエクスポート不可化により高い認証強度を目指す取り組みが紹介されている。