日銀は18日の金融政策決定会合で追加利上げを行い、政策金利を1.25%へ引き上げた。緩和への従来の姿勢は維持しつつ、利上げのスピードが最も短い間隔となり、市場には「金利ある世界」へ向かう本格化が意識されている。
日銀は18日の金融政策決定会合で追加の利上げを決定し、政策金利を1995年以来の高水準である1.25%へと引き上げた。植田和男総裁は依然として金融緩和の枠組みを緩やかに保つ姿勢を示しつつ、今後も利上げ路線を崩さないことを示唆した。今回の利上げは3カ月という異例の速さで実施され、短期的な利上げペースとしては最も速い部類に入る。
日銀がこのような転換を決断した背景には、基調的な物価上昇率が2%に近づき、目標を超えていくリスクが想定されたことがある。将来の物価動向に対する想定の修正が、今回の利上げ決定を後押しした形だ。
リスク要因として、中東情勢の悪化による原油価格の高騰や円安、さらには人工知能(AI)需要の拡大などが挙げられており、これらの要因が物価と経済成長の動向に影響を与える可能性があるとして、日銀は慎重に判断を進めたとされる。