企業で働く一般社員300名を対象に実施した調査で、仕事での生成AI利用が92%以上となり、主な用途が文章作成・校正である一方、ルールの把握不足やシャドーAI対策が課題として浮上しました。
企業で働く一般社員300名を対象に、生成AIの利用状況や社内ルールの認知状況、シャドーAIへの対策を調査した結果、仕事で生成AIを利用したことがある人は92.4%にのぼり、日常業務での利用が広がっている現状が示されました。特に、利用を頻繁に行う層と時折利用する層を合わせると8割近くが何らかの形で利用経験を持つことになります。
最も多い用途は文章作成・校正の64.3%で、次いで情報収集・検索58.7%、アイデア出し42.3%、要約31.3%でした。これらは日常的な事務作業や資料作成、研修資料の下書きなど、幅広い業務で生成AIが活用されつつあることを示しています。
生成AIの利用メリットとしては作業時間の短縮42.3%が最も多く、情報の整理や資料作成の補助としての活用が進んでいます。反面、困りごととしては誤った回答が出た42.7%と高く、最終的な判断と根拠の確認が重要であることが指摘されました。
勤務先のルールを「内容まで把握」している人は29.3%にとどまり、ルールの認識不足から、確認せず利用した経験が41.0%に及ぶ実態が明らかになりました。従業員が適切に理解し判断できる周知と教育の強化が望まれます。
シャドーAI対策として企業が確認すべきポイントは、利用可能なツールを明確化し、入力してはいけない情報を具体例つきで示し、出力内容を担当者がチェックするルールを設け、部署ごとの利用シーンに合わせた研修と相談先を明確化することです。