半導体・電子部品商社の丸文が11月2日にストップ高をつけ、上期の営業利益が会社計画を大きく上回った。通期の利益予想と配当も引き上げ、同業他社も続いて上方修正と増配を発表している。
丸文(7537)は11月2日にストップ高となる2,180円で取引を終え、上期決算の営業利益は45.8億円で前年同期比67.8%増となり、通期の営業利益予想を78億円から98億円へ引き上げた。経常利益予想も32%引き上げ、年間配当は77円から100円へ増額する計画だ。主因はモビリティ向け半導体の需要の上振れである。
同日には東京エレクトロン デバイスが今期2度目の上方修正と22円の増配を発表、10月30日にはサンワテクノスが経常予想を27%上方修正、増配を公表した。11月2日にはマクニカホールディングスが通期経常予想を40%上方修正し増配を示した。
背景には半導体市況の急回復があり、世界半導体市場統計の予測では2026年の市場規模が前年比約90%増、2027年も約26%増と見込まれる。AIサーバー向けの需要に加え、産業機器や自動車向けの需要回復も見込まれる一方、商社の利益は薄利であることや期初計画の慎重さが指摘されている。
本記事は、決算短信などの一次情報をもとに、決算発表日が近い14銘柄の動向と、決算を終えた6銘柄の上振れ余地を検討し、丸文の再現が期待できそうな銘柄を探ることを目的としている。なお株価データは11月2日時点の情報を基にしている。