日銀の植田総裁会見で現状維持が決定され、基調物価の2%到達が事実上認識された。一方、今後の利上げ方針については適宜金融政策を調整していく姿勢が示された。
日銀の総会は全会一致ではなく現状維持が決定され、反対した高田委員から1.5%への利上げ提案が出た。市場の主張としては利上げ見送りが織り込まれていたが、実際の決定は8対1での決定となった。
会見では基調物価について、2%の物価安定目標とおおむね整合的な水準と認識を変更したと報じられた。これにより基調物価は事実上2%に到達したとの解釈が示されたものの、植田総裁は達成宣言を出すものではないと強調した。
植田総裁は今後の利上げについて、2%定着をじっと待つ姿勢ではなく適宜金融政策を調整していくと語った。物価が達成宣言の対象になるかは明言せず、今後の金融政策の変更は状況に応じて判断される見込みとなっている。