ドル/円は前日の小幅高を受け、ウォーシュFRB議長の講演を前に様子見が広がる。市場は本日以降の発言次第で160円を試す展開も想定される。
27日朝の為替市場はドル買いが先行する場面があった。氷見野日銀副総裁の講演で利上げの時期やペースを明言しなかったことが、円の動きを抑える要因となり、長期金利の上昇と合わせてドルは159円台の高値圏へ晒された。ただし、本日以降の焦点はウォーシュFRB議長の講演に移り、9月利上げの手掛かりが示されるかどうかが市場の注目点となった。
米連邦準備制度のシュミッド総裁はジャクソンホールで「われわれにやるべきことがある」と語り、短期金利が緩和的な水準にある可能性を示唆した。議長講演の内容次第で市場の金利見通しが動く可能性があり、ドル/円の動向にも影響を及ぼすとみられる。
ECBは7月理事会の議事録でインフレ見通しが大幅に改善しない限り追加利上げの可能性が高いが、現状は据え置きを継続。市場は米欧の金融政策の行方とデータ次第の展開を見守る。
米国では新規失業保険申請件数が予想を下回り、労働市場の引き締まりを示唆。これを受けて4週間移動平均はやや上昇した。これらの経済指標はFRBの政策見通しに影響を与える可能性があり、ドルの動きの材料になる。