日銀の7月会合の議事要旨で高田審議委員が政策金利を1.25%程度へ引き上げる案を提示したこと、賛成多数で否決されたことが伝えられ、海外の金融環境の転換に応じた機動的な対応の必要性が指摘された。さらに9月の会合で0.25%の利上げが実施された。
7月末に公表された日銀の金融政策決定会合の議事要旨によると、ある委員が政策金利を1.25%程度に引き上げるべきとの見解を示した。高田審議委員がこの案の提示を担い、結果は反対多数で否決された。
この委員は、2024年と2025年の金融政策の方向性が異なる中、利上げペースを一定にせず市場の状況に応じた機動的な対応が必要だと説明した。欧米の中央銀行が早期に利上げを進めた経緯と比較し、日本の動きに変化を求める声があった。
文章は、海外特に欧米で物価上昇を抑制するための利上げが進む中、日本の物価は依然として高止まりしているが、日銀は慎重に正常化を進めてきたと指摘する。最近の動向を踏まえ、物価の上振れを抑える姿勢へ転じるべきとの認識が示された。
その後、欧米の利上げ局面の転換や原油価格の動向などを背景に、再び利上げの必要性が議論となる中、日銀は9月17日・18日の会合で政策金利を0.25%引き上げたと報じられている。