ドル円は今後も上昇圧力が続くとの見方があり、170円台へ到達するリスクが専門家の指摘で高まっている。為替市場の転換点をめぐる分析が紹介された。
2026年のドル円は164円前後まで円安が進み、28年ぶりの日米同方向の介入が行われるなど、歴史的な節目が続く状況が描かれている。ふくおかフィナンシャルグループの佐々木融が、今後の円安の転換点を中心に分析している。
日米のサービスの差が是正されるか否かについて、日本と米国の購買力平価の観点と政策構造の影響が指摘され、円安傾向が今後も続くとの見方が示されている。佐々木は、日本企業の対外直接投資の拡大と低賃金水準が円安を支える要因であると説明している。
日米のサービス格差が埋まらない背景として、対外直接投資の拡大と日本の資金が国外へ流出する傾向が挙げられており、日本に眠る1000兆円の保有資産が外貨へ振り向くとの論点も紹介されている。