9月28日にFRB高官の発言が相次ぐ中、月末要因も絡みドル円は介入警戒と雇用統計待ちの状況で方向感を探る状況となった。日銀の議事要旨公表も控え、市場は手掛かりを待つ展開が続く。
9月28日の外国為替市場は米長期金利とドル円・ユーロの方向性、さらには月末・四半期末要因が焦点となる。日銀議事要旨の公表が近づく中、FRB高官の発言が相場の手掛かりとして注目される。週初にはドル高・円安の動きがみられ、ユーロドルは下げ方向に振れた。
今週は米国で雇用統計やPCEデフレーター、GDP確報値など重要指標の発表が控えるため、FRBの金融政策の手掛かりを探る展開が続く。28日自体に新たな米指標の公表は少ない一方で、FRB高官の発言が相場の反応を左右しやすい局面となる見通しである。
28日にかけて日銀は7月30日・31日分の金融政策決定会合の議事要旨を公表し、市場は日銀の利上げ姿勢や為替市場の見方を確認したいと考える。米国側ではボウマンFRB副議長とクックFRB理事の発言が予定され、バーキン・リッチモンド連銀総裁の発言も控える。欧州ではラガルドECB総裁の発言が重視され、ユーロ相場への影響が意識される。
月末・四半期末の要因から需給フローの変動が想定され、ドル円が160円近辺へ接近する場面では介入警戒感が再燃する可能性がある。前週末のドル円下落で介入警戒感は後退したとの見方もあるが、30日には外国為替平衡操作の実施状況の公表が予定され、介入の有無が再注目される。
外為どっとコムの調査では個人投資家のドル高・円安予想が強まっており、今後1カ月のドル円予想は高値159.58円・中央値160.00円、安値153.55円・中央値154.00円とされている。