黒部宇奈月キャニオンルートが今月2日に一般開放され、欅平駅から黒部ダムへと続く地下区間を観光ルートとして体験できるようになった。トロッコ電車や竪坑エレベーター、インクラインを経て、電源開発の歴史と先人の努力を感じられるコースが整備された。
黒部宇奈月キャニオンルートが今月2日に一般開放された。立山黒部アルペンルートと黒部峡谷を結ぶ新観光ルートとして、欅平駅から黒部ダムへ延びる地下部分が公開された。
まず欅平から工事用トロッコ電車を経て竪坑エレベーターへ進み、展望台から西側の後立山連峰を望む景観が楽しめる。
そこから蓄電池機関車で「高熱隧道」を通過する区間へ移動する。当時の岩盤温度は160度を超え、作業員は冷水を浴びて掘削を進めたが、現在は約40度程度となっている。窓は曇り、車内には硫黄臭が漂うことがある。
ダイナマイトの発火や雪崩事故で多くの犠牲者が出た歴史を経て、黒部ダムをゴールとするツアーが組まれている。関西電力黒部川第4発電所の見学後はインクラインに乗車し、専用バスでタル沢横坑へと向かう。受け入れ人数は年間約1万人程度とされ、夏から秋にかけて催行される。
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