日経平均は一時1400円超安から下げ幅を縮小し、前場は6万4534円03銭の水準。米半導体安を受けた流れの中、海外筋の先物買いが下支えとなった形だ。
19日午前の東京株式市場で日経平均株価は前引けにかけて大幅安となり、寄り付き直後の下げ幅は1400円を超えたが、その後は下落幅を縮め6万4000円台前半で推移した。前引け時点の値は6万4534円03銭で、前週末比は790円26銭安(1.21%安)。
米主要ハイテク株の下落を受けてSOXは3.8%安、ナスダック総合は2%超の下落となり、長期金利の高止まりとAI関連の資金動向懸念が相場の重荷となった。一方、現地市場の動向を受けたAI投資の収益性見通しへの不安が投資家心理を左右した。コアウィーブは財務関連の懸念から株価が急落した。
午前中は海外短期筋の動きが活発で、日経平均の6万4000円割れを押し目とみた先物買いが現物株の売り圧力を和らげた。ファーストリテイリングやイビデン、TDKといった銘柄が下落する一方で、KDDIやベイカレント、リクルート、キオクシアが買われた。
今後はAI投資の収益性評価と米大手テックの決算発表が焦点となる。半導体需要や原油動向、米金利動向次第で相場の短期方向性が左右される可能性があるとみられている。