ヘッジファンドが対米ドルで円の買い越しを継続しているとされ、CFTC統計では10月6日時点で円ポジションの買い越しが拡大。日米当局の円安是正と連携の可能性が指摘されている。
対米ドルでの円買い越しが拡大しているとされ、CFTCの統計では10月6日時点の円ポジションは買い越し6.2万枚となり、1週間前より小幅に増加した。主要通貨の中で円の買い越しは異例とされる。
主要5通貨の米ドルポジションの買い越しは32.3万枚となり、円以外の4通貨が米ドルに対して売り越しを強めている。この結果、対米ドルでの円買いの動きが際立つと説明されている。
英ポンドと豪ドルを中心に、ユーロ、英ポンド、加ドル、豪ドルの対米ドル売り越しが9万枚以上と大幅に拡大している。9月以降、世界的な長期金利上昇が米ドル買い要因となっている可能性が示唆される。
円は9月以降売り越しから買い越しへ転じ、170円台に接近する場面もあった。日米の通貨当局が円高を目指す局面で、ベッセント長官寄りとされるヘッジファンドが円買いを進め、両者の連携の可能性が指摘されている。ヘッジファンドの損益分岐点は米ドル/円の120日移動平均が目安とされ、現在の約159円付近での水準を踏まえた動きが注目される。