日銀は18日に政策金利を1.25%へ引き上げ、日米欧の主要中央銀行が同月に利上げを実施。半世紀ぶりの同時利上げとなる歴史的な局面が生じ、各国は原油高やAI需要などインフレリスクを背景に政策の舵を取る。
日銀は18日に政策金利を3カ月ぶりに引き上げ、利上げペースの加速を決定した。植田和男総裁は記者会見で、物価の上振れリスクを抑えつつ2%目標近くでの安定を目指す方針を示し、政策の局面が変化したとの認識を示した。
日銀の今回の利上げは6月以来3カ月ぶりの追加で、日銀のもとでの最速ペースとされ、市場は次の利上げ時期をデータで占う見通しを示している。
米連邦準備制度理事会(FRB)は16日FOMCで政策金利を0.25%引き上げ、年内の追加引き締めを見込む参加者が多いと伝えられる。
欧州中央銀行(ECB)は10日に0.25%の利上げを決定し、長期的な物価高と景気の底堅さが追加利上げ観測を裏付けるとの見方が伝えられている。
日銀が18日に利上げを決定し、日米欧の主要中央銀行が同月に利上げを行うという歴史的な現象は、第2次石油危機以来約半世紀ぶりの出来事として位置づけられている。