ユーロ/米ドルは1.12ドル前後で推移し、上値を抑えられる。フランスの景気悪化が明確化し、ユーロ圏全体の経済指標にも影響が及ぶとの指摘がある。
ユーロドルは3日続落となり、1.12ドルの節目は維持されるものの上値は重い状況が続いている。21日線が1.1240ドル付近へ来ているが、それを超える展開には弱さがみられる。ユーロ円は円高の流れが続き、昨年10月以来の安値圏で取引され、一時は175円近辺まで下落した。
ユーロ圏の10月分PMI速報値では、フランスを除けば第4四半期初めも堅調な成長が続いていたが、フランスの総合PMIが48.4へ落ち込み、フランス経済の悪化が顕著となった。これにより、ユーロ圏第2位の経済大国・フランスの景気悪化が市場の関心を集めている。
ユーロ圏全体の景気指標は依然として底堅さを維持する見通しだが、エネルギー価格の上昇が企業のコスト増を押し上げており、ECBには引き続き高めの金利姿勢を維持する圧力がかかる可能性がある。一方でフランスの不振はECBの政策判断の難しさを示す要因となっている。
EUR/USDは1.1198、EUR/JPYは175.57、EUR/GBPは0.8372といった水準が示されている。