AIデータセンターや自動車の電動化の進展を背景に、日本のMLCC市場は高付加価値部品への需要が拡大。大容量・高耐圧・埋め込み型などの技術が重要となると報じられている。
日本の積層セラミックコンデンサ(MLCC)市場は2025年に19億米ドルと評価され、2035年末までに74億米ドルを超える見込みで、年平均成長率は19.8%と予測されている。
AIデータセンター需要の拡大や自動車の電動化推進が、MLCCの高付加価値製品の需要を押し上げている。特に大容量・高耐圧・埋め込み型といった品位の高い部品が重要性を増している。
埋め込み型MLCCの開発や高周波デカップリング、車載向けソフトターミネーションなど、製品カテゴリーの拡大と技術差別化が進む。日本企業は材料科学と製造技術の強みを背景に、AIサーバーや自動車の電力アーキテクチャで機会を追求している。
日本の市場動向として、TDKと太陽誘電が2026年9月に包括的提携を検討する覚書を締結したことが挙げられ、 supply chainのレジリエンス強化や先進MLCC開発が議題となっている。
日本MLCC市場の展望は、AIインフラと自動車分野の需要構造の変化とともに、材料・製造の高度化が競争力の決定要因となる見通しである。